今回の仕入れはフランス・パリからスタートしました。 フランスでは基本的にディーラーを直接訪ねるので数日で終了なのですが、結局1週間も長居してしまいました。ファッションウィークと重ねて、ショーやイベントを見るのも大きな目的のひとつでした。
 

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ショーの内容は数多くのファッションサイトで紹介されているのでそちらに譲ります。僕自身ファッションショーは何度か見る機会がありましたが、改めて感じたことは、「表現する」ということの素晴らしさ。
服を通じて思いを形にすることはできても、腕時計単品ではなかなか難しいと思います。料理で言えば服はメインディッシュで、腕時計はスパイスのようなもの。スパイスはどこまでいってもスパイスであって、それはメインの料理にはなりえません。となれば、どんなスパイスがメインディッシュの味をより大きく引き出せるか、という部分こそ時計屋が表現できるテーマなんじゃないかと思いました。
考えてみれば当然なのですが、レアリティの高いマニアックなアイテムを扱っているとどうしても「モノ」に意識が寄りがちで、身につけたときの雰囲気や全体像をイメージすることが疎かになってしまいます。そこまで徹底的に考えることで、身につける人の装いだけでなく、その時計自体の魅力や世界観をもっと引き出せるはず。
堅い話になってしまいましたが、とにかくパリ・ファッションウィークは自分にとって非常に刺激的なものでした。ショーだけでなく、セレクトショップでも写真展やレセプションイベントをやっていたり。
 
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ファッションショーはパリ市内の各地で行われていて、会場の前ではファッショニスタとそれをスナップするカメラマンがウロウロ。
 
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セーヌ川のほとりでは、エルメスの特設ブースが。
 
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とにかく凝った作りの内部。個人的にはやはりエルメスらしさの光る時計の展示が興味深かった。
 
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幸いにもパリ滞在中は晴天が続きました。ヨーロッパの光はとても軽く、日本独特のまとわりつくような感じは全くない。屈託の無いアイディアやインスピレーションは、やっぱりこの光から生まれるんでしょうか。
 
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いろいろと考えさせられることの多い今回のパリでしたが、難しいことはさておき、良い時計をかっこよく身につける、というシンプルなテーマを再確認できました。商品買付けとは全く関係無い内容の報告になりましたが、そちらもちゃんと見つけてきていますのでお楽しみに。