今回の買い付けの旅は全行程が終了。ミュンヘンから電車で2時間ほどの、学生時代を過ごしたヴュルツブルクの街で一泊して帰路に着きます。

久しぶりとなる冬のヨーロッパ。心を折られるような寒さ。それによって削られる体力気力。それでも現地の友人やディーラーの温かいサポートともあり、なんとかそれなりの結果を持ち帰ることができそうです。

4年ぶりのロンドンはあちこちでお店がなくなったり、ディーラーが廃業していたり、時計を扱うのをやめていたり、マーケットも規模を縮小したりと、ヴィンテージウォッチを巡る環境は悪化していると言わざるを得ません。

コロナ禍をきっかけにSNSやネットオークション等個人間取引の機会が激増したことが主たる要因だと思いますし、僕自身も日本にいてイギリスのディーラーからダイレクトに買い付けることが増えましたが、それでもこうやってリアルな現場でアイテムを一本一本掘り当てることが何より楽しいし、その喜びを皆さんと分かち合うことができるのは直接買い付けに行くことをおいて他にないと思っています。

1月は半分以上ほぼ買い付けのためお店を閉めていたので、テーマも休止していました。18日からの再開後は「収穫祭 -HERVEST-」として今回の買い付け商品をメインに銀座店を展開します。

またInstagramのストーリーズでも触れましたが、今回も時計以外にヴィンテージアイテムを現地の蚤の市で買ってきましたので、こちらもスーベニアマーケットのノリで今月のお店に並べます。お好きな方はぜひこちらもお楽しみに。

それでは年明け早々留守にしてしまいましたが、本年もadvintageをどうぞよろしくお願いいたします。