今回の旅のレポートです。
といっても、やはり期間が短かったため現地のディーラーやコレクターにアポイントをとって会いに行くというのが主な動きになりました。また各地のマーケット巡りをしながらディーラー仲間と親交を深めるというのも大事な仕事ですが、お話しできるネタに乏しいというのは今回の反省点。

 

拠点となるロンドンという街は、伝統とモダンがあちこちに混在しながらも、どこか調和がとれている、というところが好き。汚かったりもするけれど、雑然としているかというと、そうでもない。何度訪れても、とても刺激的な街だと思います。

 

アンティーク 腕時計

 

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ただ、その非日常である買い付け先でも、毎回通い詰めているマーケットやフェアへの道のりが日常になってくる、そのあたりが気の引き締めどころ。日常に埋没しないよう、好奇心全開でいられるよう、この点はずっと意識して臨んでいます。

毎回行ったことのない場所へ必ず行くというのもルールのひとつ。欲しいアイテムがあるかは分からない、それでも毎回新しい場所に向かうことは絶対に必要。

 

アンティーク 腕時計

 

今回選んだ場所は、ロンドンから南、電車とバスを乗り継いでようやく到着する小さな町。その建物は中世から使われているものも多く、紅葉の樹木と重なる古い街並が非常に美しい場所でした。

 

アンティーク 腕時計

 

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ロンドンでは各駅ごとにある有名カフェチェーン店「コスタ」も、ここでは味のある雰囲気。・・・と、このように観光写真しかないことから結果はお察しのとおりで、実際に仕入れられたのは一本だけ。当然この一本は個人的には思い入れの強い一本ではありますが、かなり多くの数を所有している店だっただけにちょっと物足りない結果と言わざるを得ませんでした。
さて、気を取り直して向かったのが、今回の買い付けで最大の主戦場となったアンティークウォッチのフェア。会場1時間以上前なのにすでにディーラーが駐車場でトレードを開始。早速飛び込みます。

 

アンティーク 腕時計

 

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ここでも馴染みのディーラーも増え、彼らも僕が来ることを知っていてアイテムを取っておいてくれたりと、良い物と出会いやすい環境が徐々に広がっていることを実感します。advintageはまだまだ小さな時計店ですが、彼らや今回直接アプローチしたコレクター達の協力のおかげで、セレクトをより尖らせることができます。
今回は短い滞在ではありましたが、advintageらしいアイテムが集まってくれたと思います。特に主力の《スミス》の腕時計は、新たに非常に良い物に出会うことができました。こちらのJOURNALでも、追ってご紹介したいと思います。

 

あと、仕入れに履いて行くスニーカーが両足とも破けました。これもまあ、良い成果を出すためにたくさん歩いた結果なんでしょう。