《ヴァーテックス》の腕時計が入荷しています。
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クッションシェイプのクラシカルなスタイルに、小振りなサイズ感。味のある、それでいて意外とハンサムな文字盤。ラフにも、ドレスにもきちんと個性を光らせる、良い役者のような佇まいの一本。
小振りなサイズではあるものの、メリハリの利いた文字盤インデックスのデザイン、太く存在感のあるブルースチールの時分針など、印象的な意匠群による豊かな表情が持ち味です。17mmとやや太めのラグ幅のため、ベルトのボリュームを活かせるのもポイント。
ヴァーテックスというブランド自体、それほど広く知られた存在ではありません。以前当店でご紹介した《レビュー（REVUE）》はこのヴァーテックスの姉妹ブランドで、ケースからムーブメントまで自社で一貫製造するマニュファクチュール。ヴァーテックスの腕時計には全てレヴューのムーブメントが用いられています。
現代ではジャガー・ルクルトやロンジンと言ったマニュファクチュールの名門たちが幅を利かせる一方、アンティークの世界ではヴァーテックスのような確かな実力を備えたメーカーも光を放っています。ヴァーテックスは第二次世界大戦期に英国陸軍にミリタリーウォッチを納品していた、「ダーティ・ダース」と呼ばれる12の優れたスイス時計メーカーのひとつでもあり、是非知ってもらいたい存在です。
RAFのアヴィエイターダウンパーカのボリューム感に対する、小振りな腕時計。デカすぎる腕時計を見せつけるようなやり方とは反対に、あえて隠すように、控えめに。
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