唐突ですが、下の写真を見てどう思われるでしょうか?


塗装職人のおじさんが休憩中に携帯をいじっています。
パリの街を歩いていてこの風景を見た時、私はすぐさまカメラを構えて撮影をしていました。それほど私にとって衝撃的な一枚でした。本当に個人的な印象なのですが、すごくお洒落に見えました。
ぱっと見は普通の、ダサい格好をしたおじさん。でも、テントの”CHANEL”のブランドロゴだけで、すごく特別なものに見えてしませんか?
ここは改装中のシャネルの店舗で、塗装のためにガラス窓が白いスクリーンで覆われ、道路も白いシートが敷かれています。シャネルのロゴが浮かぶテントも白。さらに奇遇なことに、おじさんの服も靴も上から下まですべて白。白と一部建物の黒が支配するモノトーンのベースに”CHANEL”のブランドが加わることで、普通のおじさんもお洒落に見える。ズボンに付いたペンキもモード。あくまで個人的な感想ですが(笑)。
時計で言うなら、普通のシンプルな時計でも”ROLEX”と入れば途端に光り輝く。そんな「ブランドの魔力」を感じさせた一枚です。
さて、前置きが長くなりましたが、ロレックスの腕時計が入荷しています。
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一見するとスタンダードな普通の腕時計。それでも、文字盤に控えめに入ったブランドロゴと王冠マーク。ただそれだけで、この腕時計は有無を言わせない存在感を放っています。イギリス市場向けにデザインされたモデルということもあり、やや独特の雰囲気があるのもまた面白い。
ロレックスは何がいいのかと考えた時、単に人気だからとか市場価値があるからとか、そういった目線で見るのは個人的に好きではありません。やはり腕時計という機械あるいは道具の本質を捉えて、究極まで追求する姿勢がずば抜けていることが、その絶対的な価値を支えています。その機能性を追求するコンセプトはデザインにも表れており、王道感のあるデザインもロレックスの大きな魅力です。


ワーク&ミリタリーというちょっと無骨なスタイリングにロレックス。多少ラフなスタイルであっても、ある程度この腕時計が品良く引き締めてくれるのは、金無垢ケースの柔らかな表情やオーセンティックな文字盤デザインだけではなく、このブランドが持つ「魔力」なのかもしれません。

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