パテック・フィリップ、ロレックス、ブレゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン。煌びやかで華やかな雲上ブランドたち。advintageとはあまり縁のなさそうな存在ですが、僕自身彼らに対する憧憬にも似た思いは強く、その優れたデザイン性とクオリティはリスペクトの対象として揺るぎないものがあります。

こうした思いは星の数ほどのウォッチメーカーが生まれた20世紀初頭からミッドセンチュリーにおいて、彼らも同様に抱いていたのではないでしょうか。その証拠に、数々のウォッチデザインを生み出してきた上記のようなビッグメゾンによる傑作デザインの数々は、同時代以降のウォッチメーカーにより挙って模倣されたり同じサプライヤーの外装を用いたりという例は、枚挙にいとまがありません。

今月はそうした有名無名問わず多くのウォッチメーカー採用した腕時計のアイコニックな名デザインの数々にスポットを当て、その個性と普遍性を堪能したいと思います。