文字盤表面に文様を刻印する古典的な装飾手法、「ギョーシェ(Guilloche)」。その起源は18世紀、〈ブレゲ〉の始祖アブラアン・ルイ・ブレゲにはじまると言われ、様々なバリエーションを持つ芸術的な時計装飾として人気があります。
こちらは「クルー・ド・パリ(パリの爪)」と呼ばれるデザイン。細かいピラミッドのような三角錐が敷き詰められた、非常に繊細な彫刻が特徴。同時に生まれる凝縮感がこの腕時計のハイライト。
異なる2つの文様を、文字盤外周と内側とで切り替えた珍しいデザイン。外周部に配されるのは、菱形の窪みが無数に敷き詰められ、同時に繰り返す波のようなラインを描く文様。そして内側はシンプルなストライプ。文様の美しさもさることながら、様々な形をとったアプライドインデックスとの幾何学的な融合もまた見事です。
様々な文字盤装飾を持つ〈スミス〉の腕時計の中でも、最もユニークかつオリジナリティ溢れるデザインがこちら。ランダムなホリゾンタルラインが幾重にも刻まれた独特の文様は、光の差し込む角度によって刻一刻と表情を変えます。すまし顔をしていたかと思うと深刻な顔に。くるくる変わるその表情は、まるでロンドンの天気か年頃のお嬢さんか。
正方形が格子状に並んだデザイン。「パヴェ・ド・パリ(パリの石畳)」とも呼ばれる正統派のギョーシェ文様です。立体的な凹凸が生む陰影により、様々な表情を見せてくれます。ふと腕にしている時計を見て、いつもと違う雰囲気に気付く。これもまた格別の魅力です。
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