advintageオリジナルレザーベルトライン〈アノニム〉から、新型オープンエンドベルトをリリースしました。なにぶん世界のどこを探しても作られていない形なので商品名に悩みましたが、ファーストセラーを手にした方から命名いただき、「ジグソー・オープンエンド」と名づけました。一応、便宜上使っていた「凹凸オープンエンド」でも通じます。
今回の新型オープンエンドのメリットは、なんといっても着用時のシルエットの美しさにあります。
ヴィンテージウォッチ特有の固定式ラグ(パリス菅)はバネ棒と異なり棒がラグに固定されているため、エンドを折り返して金具で固定するオープンエンド型のベルトが基本となりますが、こうした従来のオープンエンドは裏の部分が二重の部分をさらに金具で押さえつけるため、どうしてもこの部分に厚みやモタつきが生まれ、横から見た時のシルエットがあまり良くありません。
このシルエットの悪さを解決するために、ベルトを直接縫い付ける(貼り付ける)という方法も昔から行われてきました。しかしこの場合シルエットは良くても交換するにはベルトを切る必要があるため、ベルト自体が使い捨てになってしまうという大きなデメリットがあります。
この従来型オープンエンドの悩みを解消しつつ、かつ交換も容易というのが、今回のジグソー型のメリット。見ての通り装着時に横から見た時の時計とベルトのシルエットが完全に一直線、いわゆる「面一(つらいち)」となります。通常のバネ棒式とも遜色ないシルエットで、もはや固定式ラグだけでなくバネ棒仕様の腕時計でも着用できるユニバーサルモデルと言えます。
この取り付け部分がどのような構造になっているかというと、折り返し部分の凸が固定部分の凹に収まり、その横から閂(かんぬき)のようにバーを差し込んで固定される仕組み。このバーはしっかりフィットしているため横から工具で意図的に押し出さないと容易には抜けることはありません。
ちなみにこのジグソーオープンエンドモデルは、エッジラインに沿ってプレスラインを入れる「捻入れ」を特別に加え、重厚感とヴィンテージ感を増しています。この「捻入れ」はビスポークでは有料オプションですが、この新型モデルでは標準仕様となります。
こういうベルトが欲しかった。企画した僕自身、長年探し求めていた、現時点で最高のレザーベルトが完成しました。お察しの通り製作難度の高さゆえの少量生産につき、当面は銀座店の店頭のみで販売いたします。







