J.Wベンソン。言わずと知れた英国王室御用達の宝飾品店。そして英国以外にも、デンマーク王室、オランダ王国、ロシア皇帝、さらに日本人では白洲次郎、吉田茂といった錚々たる顧客リストを持つジュエラーです。
実にさまざまな製造背景を持っていることでも知られ、古くよりスイスの時計メーカーが手掛ける腕時計はデザイン、ムーブメント、そして外装のクオリティは非常に高いレベルで安定しており、「良い腕時計」としての条件をしっかりと備えた信頼のブランドと言えます。
今月のテーマ「ブリティッシュウォッチ」を代表するブランドであると同時に、もっとも幅広いバリエーションもまたユニークな点。その中でも特に好対照な対の腕時計がこちら。
片や1926年という腕時計の黎明期を象徴する銀無垢のクッションケースにポーセリンダイヤル、ブレゲ数字&針。製造を手掛けた〈シーマ〉は、ベンソンが戦禍で自社開発工場を失う最中、その後の製造を広く担った救世主とも呼ぶべきスイスの名門。
そして片やポンティフ針とドットインデックスを特徴とする、戦後突如として産声を上げた純英国製の時計メーカー〈スミス〉製。同社の最初期のモデルをベンソン向けに製作した1949年の腕時計。
長く英国の宝飾文化を支えた偉大なジュエラーの名を冠する腕時計は、いずれもその歴史に裏打ちされた唯一無二のストーリーを共に共有しています。





