アノニマスな腕時計。
例えば、ブランドロゴもないのっぺらぼうの腕時計。1940年代以前のジュエラーズウォッチ等に見られるこのジャンルは、当然のごとく文字盤にロゴが燦然と描かれる腕時計の中ではあまりスポットを当てられない存在。
あるいは、当時のハイスペックを網羅した第二次大戦期のミリタリーウォッチ。ブランドよりもユーティリティを重視した当時の最新デザインも、時を経て時代遅れとなり、結果無骨なルックスはどことなく陰を帯びた寂しげな表情を生み出します。
商業的な腕時計とは異質の、モードな美しさ。今月、師走の渋谷店のテーマです。
ご都合が合えば、是非。